クレオソート
木材の防腐剤として昔から使われていたクレオソートに
発がん性のリスクのある成分が含まれている、として
平成16年に使用が制限されました。
その後、クレオソートメーカーが規制対象成分の含有量
を減らした製品を開発していました。
その結果、国土交通省・平成19年度公共工事標準仕様書
で使用が認められました。
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クレオソートの基礎知識
クレオソートには2種類あります
・コールタールを蒸留してえられるものを
「クレオソート油」
・ブナなどの木材を乾留することによってえられるものを
「日局(日本薬局方)クレオソート」
・
日局クレオソートは医薬品の成分として使われています。
・
一方、クレオソート油は木材の防腐剤として使われます。
クレオソート油には含有成分として、芳香族炭化水素、
タール類などが含まれます。
そのうち発がん性ありとして規制対象になっている成分は
・ジベンゾアントラセン
・ベンゾアントラセン
・ベンゾピレン それぞれ10ppm以下
となっています。
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これらの成分が10ppm以下の
「環境配慮型クレオソート油」が使用を認められました。