合併のお知らせ
当社、名古屋港筏(株)及び名古屋港木材検量(株)は
名古屋港木材倉庫(株)を存続会社として吸収合併され
ることになりました。
6月8日それぞれの株主総会において合併が承認されま
した。
合併期日は9月1日です。
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お取引先の皆様には長い間ご支援賜わり、ありがとうご
ざいました。
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当社の業務は引き続き名古屋港木材倉庫(株)にて営業
させていただきますので、よろしくお願いします。
但し、白鳥作業所及びガーデン資材課は8月31日を
もって閉鎖させていただきます。
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これを機会に経営の簡素化、業務の効率化に邁進いたし
ます。
引き続きご支援下さいますようお願い申し上げます。
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ロシアの木材政策
ロシア政府が以前に丸太輸出税の大幅アップを
発表しました。
http://d.hatena.ne.jp/ikadaya/20070215
それ以来ロシアの政策から目が離せません。
注目は本当にこんな極端なことをやるのか?
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今般、製材品の輸出税を現行(3〜10%)から
0%にすると発表しました。発表1ヵ月後の実施
ですから6月22日か23日からと見られていま
す。
ただし、日本で人気のある ナラ タモ の
製材品は従来どおり10%のままのようです。
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丸太輸出については今回の発表で触れられなかっ
たため、以前の発表どおりと思われます。
とすれば、今年7月から段階的に引き上げです。
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ロシアの政策は、丸太での輸出は止めて製品輸出
へ転換すること、とはっきりしました。
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必要悪?
日本郵船が税務当局から申告漏れを指摘されている
ようです。
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新聞によりますと
マレーシアからの木材輸送にからみ、香港の仲介業者
に支払った仲介料2億円を含め6億円が利益隠しとし
て重加算税の対象とされた。その仲介料は相手側への
リベートだとされた。他の海運会社も既に同様の指摘
をされている。
とのこと。
中日新聞5月30日夕刊 より
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マレーシアという国名が出てしまっているので書きに
くいのですが、木材輸出国は途上国が多く、そういう
話はよくあります。
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仮にそのお金が仲介業者を経由して輸出国の役人への
賄賂になっているとしても、日本サイドでは いかん
ともし難い事柄です。
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それを、重加算税の対象、ということは悪質な脱税
と解釈されたわけで・・・
ちょっと気の毒。
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緑でエネルギーをまかなう
只今お騒がせ中の松岡農林水産大臣が木材関連団体の
総会で講演されました。
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「今後の木材産業は大きく変化する。〜〜米国やブラジル
視察で確信したのは農林産物の方向性が、緑でエネルギー
をまかなうというもの。ウイスコンシン州では1300
の農家が出資し、エタノール工場を作っており配当を得て
いる。〜〜世界の木材需給が変わった。中国、インド、
中東という新興需要国が出てきている。国際的な需給変
を見定める必要がある。そこには明るさもあるだろうし、
自分たちで実現できることもあるはず。」
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さすがに重要なポイントを押さえてみえます。
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5月25日追記
こういう偉い人の講演や挨拶の原稿は、通常は部下の
事務方が書くもののようです。
大臣の個人的見解ではなく、農林水産省の統一見解と
思っていいのでしょう。
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屋久杉
名古屋の木材関係の団体が屋久島へ研修視察に行きました。
その報告が林経新聞5月3日から連載されました。
皆さん木材の専門家だけに面白い報告になっています。
一部をご紹介します・
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屋久島は総面積50300ha、その大半が国有林になって
います。そこからは人工林の杉も生産されています。
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島にある杉のうち樹齢1000年以上のものを「屋久杉」
と呼びます。そのなかで目立つ樹に名前が付けられています。
その最大の樹が紀元杉。そのほか大王杉、千年杉、三代杉、
翁杉などがあり、登山道の一番奥にあるのが有名な縄文杉です。
それらの巨木は材質が悪く、伐採されなかったために生き残
ったものです。
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伐採され、切り株だけが残っているもので最大のものが
ウイルソン株。これは豊臣秀吉が京都・方広寺大仏殿を建立
するために求め、島津藩が送り出したもの。1586年のこと
です。推定樹齢4000年だったそうです。
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ウイルソン株は米国の植物学者が発見し、自分の名を付けた
ものです。
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屋久杉は本土の杉よりも樹脂分が5倍多く、腐りにくいのが
特徴です。
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みどりの日
今年から国民の祝日が一部改正されました。
正確には、平成17年に法律改正があり、平成19年からの施行
です。
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4月29日が 昭和の日、5月4日が みどりの日 になりました。
それに伴い毎年4月15日から5月14日までを みどりの月間
としました。
みどりの日・・・自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、
豊な心をはぐくむ、となっています。
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先日天皇陛下も出席され「第一回みどりの式典」が行われました。
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天皇陛下のお言葉
「近年、疎林で明るく、さまざまな生物を宿す里山に人々の関心
が高まっています。春は新緑、秋は紅葉、そして四季折々の花など
姿を変える里山を訪れることに喜びを見出す人々が多くなることは
うれしいことです」