自然エネルギーの採算

前回の、環境問題の勉強会報告、その2です。

自然エネルギーについての採算を概説していました。
太陽光発電・・・依然として採算取れない
風力発電・・・採算性OK
・マイクロ水力(農業用水路などに小さな水車を置いて発電する)
     ・・・可能性大
・木質バイオマス・・・原油価格上昇で採算ベースに
・廃食用油の利用・・・発生源での使用が原則
ということでした。

風力発電については当社で検討したことがあります。
思い出してみました。

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風力発電の採算性
(導入条件)
・定格出力200kw級風力発電機を購入する
・200kwをウイークデイの昼間、工場電力として使う
・工場が稼動していない時の風力発電電力を電力会社へ売電

1.風力発電を利用せず電力会社から買電した場合の電気料金
  =節約できる電気料金(3相200v契約) 50万円/月
2.工場が稼動していないときの電力会社への売電収入
  (売電料金 10円/kwhと仮定) 110万円/月
メリット合計(1+2)  160万円/月−−−A

某社の風力発電装置定格出力200kw(1機でなく複数台合計で)
の価格 3億円
これを、故障なし、保守点検なし、金利なし、で10年間で償却すると
 250万円/月−−−B

メリット(A)160万円 対 費用(B)250万円
→→採算が合わない
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という結論でした。
上記の発表では「採算OK」とか。
風力発電の装置の価格が下がってきたのでしょうか。