桧の水中保管

名古屋城の本丸御殿の再建が本決まりになりました。
そこに使われる桧の丸太が今夏、長野県で2本伐採
され、10月の名古屋祭で披露されました。

本丸御殿の着工は平成20年のため、約2年間保管
しなければなりません。その方法として水中保管が
選ばれ、私どもが大役をおおせつかりました。
伐採された2本が7本に切断されています。合計約
6立方メートル。
水中保管の方法は、7本を筏に組んで上から他の丸
太を重しとして乗せて沈めるというやりかたです。

水中保管の長所は
・材が日割れしない
・製材するとき、やわらかくなる
・製材したときの引き肌がきれいになる
・生長応力が緩和される(製材割れが少なくなる)
・後の人工乾燥がしやすくなる
などです。