3.9GREENSTYLE

サンキューグリーンスタイルと読みます。
林野庁が提唱しています。

日本は京都議定書二酸化炭素排出量−6%を約束しました。そのうち
3.9%分を森林による吸収に頼ることになっています。
それを達成するためには、私たちは国産木材を年間2500万立方メートル
使用しなければなりません。(現在の使用量は1700万立方メートル)

どうして国産材を使うことが森林の二酸化炭素吸収を促進することにな
るのか?
我々、木材業界にいるものはそれを皆さんに説明する義務があると思い
ます。

人の手の入っていない原生林は二酸化炭素を吸収しません。
若い樹は二酸化炭素をたくさん吸収しますが、老木になると吸収量が落
ちます。そして枯死すると逆に二酸化炭素を排出します。そのため、
原生林は二酸化炭素収支が+−ゼロになっています。
だから、十分成長した樹は伐り出して、その後に若い樹を植林すること
が必要です。
森を管理し、樹を伐り出し、再植林する、その作業をする林業家に収入
の道を確保するには、国産材を使うこと。
そうなるわけです。