EPR

エネルギー問題を考えるとき、EPRという指標が使われます。

EPR(Energy Profit Ratio)とは
電力やガソリンなどのエネルギー量を、その材料を生産するのに
要するエネルギー量で割ったもの。
火力発電所、ダムなどエネルギー生産設備を建設するのに要する
エネルギーも計算に入れる。
EPRが1以下だとその材料生産に要したエネルギーだけ
エネルギーを発生しない(マイナスになる)。

それによりますと、太陽光発電は約1、今話題のバイオエタノール
は0.8〜1.7 となり、あまり有効とはいえないことになり
ます。

一般的なものでは、水力発電=15.3、石油火力発電=7.9
問題の原子力発電=17.4、などとなっています。

ただし、計算方法によってかなり差があるようです。
また、今後の技術の発展によって改善してくる値も多いでしょう。

私どもが興味のある、木質燃料、風力発電についても調べてみたい
と思います。


追記
EPRの値についてNet検索してみると、上記の値はほんの一例で、
それぞれのサイトによって値が大きく違うことが判りました。

例えば原子力発電のEPRは4〜50まで幅があります。
推進派から反対派まで、皆さん自分の立場に沿った数値を取り上げ
たくなる気持ちはわかりますが、本来、客観的であるべき数値がこ
んなに差が出てくることは、悲しいことです。